アメリカ健康ジャーナル

ミシガンに住んで二十余年。「心と体の健康」を綴るヘルシーライフスタイル工房へようこそ!

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カーネル・サンダース氏は呪わないよ!!あるアメリカ人の証言


ミシガン州からインディアナ州にかかった時のこと、
彼が車のスピードを落としながら、ポツリとつぶやいた。

「カーネルさんに親切にしてもらったことがあるんだよ」

まぁ、いつものことながら、彼の話には前置きがない。
長年連れ添っていると、相手の癖も知り尽くし、
こちらも話しにあわせる技が完成するものらしい。

「どこのカーネルさんだっけ?」

と、こんな風にいたって素朴な感じに質問してみた。

「ほらぁ、そこの店を作った人さ!」

彼は、その店を指さして答えた。








DSC03006_convert_20100311040350.jpg


彼が指差した店とは、あのケンターッキーフライドチキンのことらしい。

「親切って何?」

不思議に思って、さらに素朴な質問を続ける私。

いや、ちょっと彼の話が気になり始めたのかも知れない。

「僕が南部のにあるクリスチャンの大学に行っていたときね。
車がないから、ミシガンからヒッチハイクしていたんだよ。
その時代って、割とそれがあたりまえみたいな、良い時代さぁ。
うちは子供4人が大学に行っていて、親が金の工面に大変なこともあったしね。
誰か親切な人を見つけて、ヒッチハイクするのは、楽しかったかなぁ。」


「フムフム」


彼の話のテンポは遅い。
だんだんいらだって、彼の話のこしを折って、喧嘩になるのはいつものこと。
でも、今回のは結構面白そう・・・。
そこで、私は、ジィ~ッと、キャベツ畑に身を潜ませるウサギのように、
彼の話をおとなしく聞くことにした。


「そこで親切なおじさんが僕を車に乗せてくれてね、
僕にこういったんだよ」


体全身を耳にして聞き入る私。
彼の話は続く。


「彼は僕を南部まで乗せる事はできないけど、少しならできるって。
もちろん、僕はそれに感謝してね。乗せて貰ったよ!
でね~そのおじさんは僕に質問したのさ」

「Son,are you hungry?」


英語では、年上の人が若い男性に対して、
こんな風に息子の意味の「SON]という単語をよく使う。
特に、カーネル氏のように1800年後半生まれの人は。

「君、お腹はすいていないかね?」

「いえ、あの・・・」

遠慮してお腹がすいているとはいえなかった彼。
そのおじさんが、車を停めたところは、
ごく普通の小っちゃなファミリーレストラン。
そこで彼に言ったそうだ。
















DSC03008_convert_20100311040537.jpg


「Son, 君はやせっぽちだ。
遠慮なんかしちゃいけないんだよ。
ここは僕のレストランで、チキンしかないけど
お腹いっぱい食べなさい。
そして~無事に大学まで行けるように祈っているよ!」


おじさんのあまりの親切に感激して、彼は泣いたそうだ。















それから、数年後・・・
その時のやせっぽちで貧しかった青年も、
大学院まで無事卒業して、社会人となった頃のこと。
彼はあのときに出会った初老の男性の存在を知ることになる。





実際、初老の親切な老人の名前は忘れていた。
小さかったあのチキンレストランは、権利を売って、
今ではケンタッキーフライドチキンという。
そして、彼の名前は、カーネル・サンダース氏だ。






「え?!それ凄い話じゃないの!」

びっくり仰天の私。

「そうだねぇ~。あれは神様からのギフトだったのかもしれない。
それにしても、人間65歳で何かを始めることはできるんだね」



彼にとって、親切なおじさんは、唯のおじさんでしかないらしく、
特に有名人に出会ったという、「キラキラ」ものの得意話ではないらしい。
このエピソードのように、誠に不思議な人だ。
サイン頂戴!などと考えてしまう、私のようなミーハーではないようだ。














DSC03080_convert_20100311050132.jpg



昨日のヤフーニュースによれば、1985年に道頓堀に投げ込まれ、
昨年3月にレスキューされた、あの「カーネル・サンダース像」
今度は、甲子園球場そばの店に、ディスプレイするということだ。

阪神があの事件以来、成績不振になったことの理由に、
カーネル・サンダースの呪いなどということが言われているという。
これは罪悪感からのアイデアだろうが、
クリスチャンでるあるサンダース氏がこれを知ったらどう感じるだろうか。
ふと、そんなことを思ってしまった。



彼の遺体は、土の中に埋葬されたが、魂は天の国で永遠に生き続けている。
彼はあの青年に親切だったように、人を愛した人。
あれはただのアイコンであり、人形にしかすぎない。
ましてや、恨みや呪いなどというコンセプトが生まれるはずもない。
そう、「カーネルさんは、人を呪わない!けれど、罪を許す」だろう。



そんなことを、カーネル氏からのメッセージとして書き留めておきたい、
今日の私であった。





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*Comment

 

無性にケンタッキーが食べたくなることが
あります。一昨年だったかあの投げ込まれた
人形は発掘されました。
バース、掛布、岡田の三連発が懐かしい。
  • posted by けい 
  • URL 
  • 2010.03/10 19:44分 
  • [Edit]

 

この出会い・・・
素晴らしいことですよね♪
かなり驚きました
  • posted by きゃふ 
  • URL 
  • 2010.03/11 02:45分 
  • [Edit]

 

65歳からですか…
まだまだ、がんばれますね♪

ケンタ大好き、弊害はいろいろありますが
いいおつまみですヾ(´▽`;)ゝ
  • posted by 小太郎 
  • URL 
  • 2010.03/11 06:10分 
  • [Edit]

 

すごく感動的なお話しで、熱いものが込み上げてきました。
少し前に、カーネル・サンダースについての番組を観ていたので余計でした。
良いお話をありがとうございました。


ご質問については、「スキナー箱」で検索してご覧ください。
  • posted by あっちゃん先生 
  • URL 
  • 2010.03/11 10:12分 
  • [Edit]

 

今日は応援だけでごめんなさい。
  • posted by ree 
  • URL 
  • 2010.03/11 15:17分 
  • [Edit]

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プロフィール

みどり    greensmoothie

Author:みどり    greensmoothie
ミシガン州在住、アメリカ人の夫と娘の3人家族。
心と体の健康、聖書日めくりカレンダー、自然食、街、ガーデニング、イベント、ハンドメイドクラフト、友人や家族のことなどを綴っています。

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